なぜ「おもしれー女」になろうとしてしまうのか
なぜ私の恋愛はこうもうまくいかないのか。
過去の恋愛を振り返ってみると、私は「おもしれー女」になろうとしていた。
「おもしれー女」とは・・・
少女漫画やドリーム小説において、簡単に俺様男になびかったり天然キャラだったりなどの主人公を評する言葉。
主に俺様キャラが微笑を浮かべながら言う。
他の女とは、何かが違う・・・「おもしれー女」
「おもしれー女」にならないと男性から、特にモテる男性からは好かれないと思っていた。
「おもしれー女」になるために突拍子も無い行動を取ったり、ストックされた面白い話をしまくったり、媚びないように気をつけたり・・・アピールを欠かさなかった。
結果、立派な痛い女ができあがった。
最近わかったのだが、多くの男性は恋愛対象にする女性に対して「面白さ」はそんなに求めていない。
そもそも、つぎはぎだらけの「おもしれー女」が他人の心に響くわけない。
会話を楽しもうとしたり、気遣ったり、かわいげだったり、そういう方がずっと大事なのだ。
こちら側からの押し付けの面白さじゃなく、相手と一緒に楽しい時間を過ごそうという気持ちじゃないといけないなーとつくづく思う。
私は「おもしれー女」ではなく、ただの「痛い女」だった。
それがわかっても「おもしれー女」であろうとする癖が染み付いていて、男性の前ではなかなか普通に振る舞えない。
最近は1人で生きることを受け入れて、楽しく生きてはいるけども。
一回くらい誰かを好きになって、連絡先を聞いてみたりデートにがんばって誘ってみたり告白してみたり服で悩んでみたりバレンタインデーに勇気を出してみたり、そんなカラオケ映像にありそうなことをしてみたいな〜。
そもそもそんなのって、みんな学生時代に経験していることですよね。
30歳からでもこういうことってできるんでしょうか。
アプリとかももちろんいいけどさ、アプリとリアルって根の生え方が違うじゃないですか。
リアルの、細い根から太い根へ、そして芽が出て・・・っていう恋愛をしてみたいですよ。
でもまずは自称「おもしれー女」をきっぱり卒業しないと。