婚姻と恋愛とセックス
なぜ人は、結婚をするのか。
そういうタイミングだったから、という話をよく既婚者の方から聞くけど、その場所に行ったことのある人にしか見えない景色なんでしょうね。それは。
今のところ、結婚したいと考えたことが全くなくて、それでいいと思ってました。
が・・・職場の結婚ラッシュがすごい。
職員30名程度の職場で、約10名の人がここ1年半の間に結婚をしました。
え?みんないつの間にその高み(そもそも高みなのかな?わからないけど)に登っていたの?
という焦りが生まれてきました。
結婚願望がないだけでなく、ちゃんとした恋愛をしたことがないということに一番焦っている。
これを言うと「中学生みた〜い」とか「ポエマーだね」とか言われるので本当に腹がたつのですが、”好き”という感覚があんまりわからない。
というか、これが”好き”という感覚で合ってるのかな?と思うような微妙な気持ちでしかない。
この人の顔とか仕草とか、好きだなあ、と思ってもそこからどうアプローチをしたらいいかわからないので大体失敗して音信不通になる。
諦めない!ゴリ押ししてやる!という気持ちにもならないし、食事が喉を通らない・・・ということもない。
ちょっとした悲しみと憎しみくらいは残るけど、アイドルの動画見たり音楽聴いたり友達と過ごしていればすぐに忘れられる。
好きな人と結ばれないことより、自分が否定された、選ばれなかった!という事実に腹を立てているだけなので、結局自分のことしか考えてないんだと最近気付いた。
それはある意味失恋から立ち直るために自分で身につけた処世術みたいなものなんだけど。
それでね、人はなぜ結婚という制度を利用して結ばれるのでしょうか。
この人と一生一緒にいたい、という気持ちに一度でもなったわけですよね。
それってなぜそう思うのでしょうか。
一緒にいて楽しいから?寂しいから?セックスの相性がいいから?なんとなく?
いずれの理由でも、どこかの誰かにとってたった1人の存在に選ばれたということが私には羨ましくて仕方ないんです。
好きでもない、一緒にいたくない相手から結婚を申し込まれても喜べないけど、恋人とかそれに準ずる相手と夫婦になるんですよね。
お互いにベストまたはベターな相手と、ずっと一緒にいることを一度でも誓えたっていうのは私にとっては奇跡みたいな話です。
結婚は妥協、とよく聞くけど妥協してもまあいいか、って思えたんでしょ。
それってすごいよな〜。
妥協の末か、この世には結婚してても他に恋人を作る人が、まあ割と多くいるようです。男女問わず。
不倫の末離婚することもあるし、夫婦生活を上手に続けつつ側室がいる人もいる。
メディアでは不倫は鞭打ちの刑のごとく叩かれてるけど、公にならないだけで多分ありふれた話。
でもそれって仕方ないのかな、と未婚ながらに思うんです。
生涯の伴侶と恋人とセックスする相手はイコールにならないことがほとんどだから。
もしも、自分は結婚してるけどいつまでもラブラブで夜も絶好調だぞ!(古臭い言い回しで気持ち悪いごめん)という人がいたらすごい。本当にすごい。
私には未知すぎて、頭が悪い言葉でしか感想が言えない。すごい。
自分が結婚という制度について前向きになれないのもそこです。
私は1人の相手に全部を求めてしまいそうだけど、そんな相手いないよな・・・という。
もしもいたらその人になんでもしますけどね。
いたとしても、多分その人は私のことを好きにならない人だと思うけど。
とにかくまずは、当面の目標は結婚ではなく、好きな人とお付き合いすることです。
できればデートの約束をして、昔のカラオケ映像みたいにファッションやメイクに迷って、あわあわしたい。
わたし